文章が得意ではない人でも
1日で合計1,000〜2,000文字の
文章を書くのが
当たり前になってきました。
例えば、
・仕事でのメール
・LINEでのやりとり
・SNSでの投稿
と言ったように
日常のあらゆる場面で文章を
書いていますよね。
もはや生活の一部です。
何気なく書いている文章ですが、
数あるポータブルスキルの中で
文章力は“最強のポータブルスキル”
と言われているそう。
なぜかというと、
あらゆる業種や職種ですぐに使え、
思いのままに行動させる力
があるからです。
そして、この文章力があるかないかの差は
個人個人の仕事に効いてきます。
化粧品を販売している会社の例で言うと、
今までセールスライティングを意識せず
広告を出稿して売上を立てていました。
広告ばかりに頼らない方法はないかと
社長がセールスライティング
を学んだ結果
SNS運用が成功し
そこからの集客だけで
数千万円の売上を上げています。
実質セールスライティングを
学んだだけです。
広告の使用も止めてしまったので、
使っていた広告費は無料ですよね。
プレジデントでの調査によると、
稼ぐビジネスマンほど
文章を書くことが得意であり
そのスキルが年収という結果に
現れていると言います。
この記事によると
年収500万円台のビジネスマンの
約58%は文章が苦手な一方で、
年収1500万円以上のビジネスマンで
文章が苦手な割合は
約40%未満という調査結果と
なるそうです。
つまり、稼ぐ力を持つ人は
総じて文章を書くのが得意
もしくは好きだと言えるでしょう。
ただ、文章力によって得られるのは
金銭的なだけではありません。
あらゆる場面で文章力は
効いてくるのです。
言ってしまえば
文章力が上がると、
必然的に人生が豊かになります。
これについては
もう少し詳しくお伝えしますね。
これは、知り合いが経営する工場の話です。
ある年を境に景気の波に乗ることができ
売上は倍増しました。
そして、社員も増え、
新しい設備を入れたこの工場では
社員の管理が大きな課題に
なっていたそう。
今まで小規模の工場だったので
マネージャーという役職はなく
社長が営業から計画、
そして段取りまで全て
やっていました。
しかし、今までのようにやっていては
肝心な社長業ができません。
そこで社長の代わりに
現場の従業員をまとめる
マネージャーを選出すること
に決めました。
候補者は2人。
Aさんは要領が良く仕事ができるが、
ぶっきらぼうなメール
を送信する従業員。
Bさんは要領はあまり良くなく、
仕事もそれなりですが、
毎回誰に対しても
わかりやすく丁寧にメールを
送信する従業員。
この2人のどちらを
マネージャーにするか
迷っていたそうです。
客観的に見ると、
要領がよくて仕事ができるAさんの方が
マネージャーとして相応しく
会社に貢献する気がします。
しかし、社長は違いました。
Bさんをマネージャーに
昇格させることを
決断したそうです。
理由は、Aさんのような仕事の要領の良さは
部下に支援してもらえばいい。
しかし、伝えることを
疎かにしているAさんには
マネージャーは務まらない。
部下に信頼されてチームを引っ張るのは
・メールであっても丁寧に伝えよう
・コミュニケーションを大切にしよう
と、心掛けているBさんである。
という理由からだそうです。
メールのようなカジュアルな
コミュニケーションであっても
文章力があるかないかで
その後のキャリアや
人生が変わってきます。
AさんとBさんでは
生涯賃金や今後のキャリアという面で
大きな差が開くことは
想像するまでもありませんよね。
メールで伝えたいことが
理解しやすければ、
考えの相違や説明不足のような
ミスコミュニケーションを
減らすことも可能となります。
詩人のようなエモい文章を
書く必要はなく
・わかりやすい文章を書こう
・相手に伝えよう
と、意識するだけで、
周りからの信頼感も高まるのです。
また、文章力は仕事にいきるだけの
ビジネススキルではありません。
例えば、目標達成においても
文章を書くスキルは役に立ち
「メンタリストのDaigoによると
目標は、文章化されることで
より明確になり、
達成しやすくなる」と言います。(1)
それ以外にも
・気になる女性をデートに誘う
・家族にきちんと感謝を伝える
・頼みづらいことを快く引き受けてもらう
と言ったような今まで、
「自信がない」
「どうやったらできるのか想像できない」
という理由で
できていなかったことが
文章力さえあれば可能となるのです。
少し挙げただけでも分かるように
文章力は人生を好転させる
コスパ最強スキルですよね。
しかし、文章力は意識しなければ、
ほとんど磨かれることはありません。
そしてほとんどの人が
間違った方法で文章を練習しているので
いつまでも
・読みにくい文章
・伝わらない文章
を書くことになります。
『ただどうすれば、文章力が上がるのか??』
それは大切なポイントを抑えて
時間をかけて練習する必要があります
書いては推考して、書いては推考。
これしかありません。
ある程度は努力は必要です。
しかし、それ以上に文章力さえ磨けば
良いことがたくさん待っています。
僕自身、文章の書き方や
伝え方を学んでから
人生が好転した1人です。
少なくとも文章を学んでいなければ
こうやって発信することもありませんでした。
最後に1つ言えるのが
ブログを書いているだけでは
文章力は磨かれません。
少し長文になってしまうので
文章力を磨くポイントについては
次回以降にまとめてご紹介していきますね。
- メンタリストDaiGo 人を操る禁断の文章術（2015年、かんき出版） Kindle 31